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商品詳細
1994 CH.コス・デストゥルネルパーカーポイント(94) コス・デストゥルネルのワインをずっとテイスティングしていくうちに、濾過処理していない1994年ものを、同じキュヴェのワインで通常の濾過処理を経たものと比べてテイスティングしたことがある。これは面白い体験だった。濾過処理されたキュヴェも秀逸なワインだったが(88点をつけた)、ブリュノ・プラッツをはじめテイスティングに参加した数人には楽に分かったはずだ。こちらの方が、色の濃さ、香りの面白さも少なくなっていたし、ヴォリュームや中間の味わいははるかに少なくなっていた。ボルドーのシャトーはほとんどが、いまだに清澄(せいちよう)処理と濾過処理をやりすぎている。しかし、鋭意努力を重ねているシャトーは、最も濫用されてきた清澄化を省略し、清澄処理や濾過処理をしすぎることで起こり得る消極的な影響にようやく目を向けるようになってきたところだ。残念なことに、私の同僚はほとんどが、この件になると醸造学者や生産者が決まって言う「清澄処理と濾過処理はワインに何の影響も及ぼさない」という言葉にころりと騙されているのだが……。 コス・デストゥルネルの濾過処理されていない1994年ものは、このヴィンテージで最高のワインのひとつである。非常に濃い青から黒、そして紫へと連なる色合いと、黒い果実、甘草、トースト、東洋風のスパイスを思わせる信じられないほど甘いノーズ。フルボディで、甘くてふくよかな果実味があるが、このヴィンテージにありがちな頑強なタンニンはまるでない。この著しく豊かで、バランスのよい、古典的なワインは、並外れて長い年月を生きることになるだろう。飲み頃予想:2003年から2025年 最終試飲月:97年1月 講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』
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